カラフルメモリーズ #04

カラフルメモリーズ #04 ~ 恋は爆裂パンクラッシュ! ~

 

【『まつかぜ』安中店 営業中のバックヤードにて】

いっちゃん「菜々っちテラ、早番お疲れー。…って、菜々っちは?」
マサキ「あぁ、菜々花なら、夜明けのハチロクも真っ青な勢いでぶっ飛んで帰ったぜ。…と思ったら戻ってきた?? 忘れ物か?」
菜々花「(ドドドド……バタン!)買えたー! 買えたよっ!」
マサキ「何だよ、そのでかい包み」
菜々花「へっへー。プレステ2だよぉ! てっきりもう売り切れちゃったかと思った。3軒隣がヤマダ電機で助かったよ♪」
いっちゃん「そういや今日、新色の発売日だったな。SILVER、AQUA、SAKURAだっけ」(注:2003年2月20日発売)
マサキ「はぁ(焦)!? つーか、イッチーやオレはともかく、菜々花はテレビゲームなんてやらねぇじゃん。宝の持ち腐れじゃねーの?」
菜々花「だって、DVDプレイヤー欲しかったんだもん(泣)! どーせ買うならPS2のほうが安いし。ピンクのが出るの待ってたんだ、いざとなればゲームもできるしさっv」
マサキ「まぁ、理屈は通ってるか…。いずれにせよ、これで菜々花もVHS卒業だな。よかったじゃん」
いっちゃん「未だに音楽もカセットテープに録音してるくらいだもんな菜々っちは。あ、そーいや…(ゴソゴソ)よかったらこれやる? たまたま友達に貸してたの返ってきたとこでさー」
菜々花「『キングダムハーツ』! わぁ、やってみたかったんだ。さっすがディズニー好きのいっちゃん♪ ありがとー」
マサキ「いきなりアクション系はハードル高いだろ。せめてドラクエにしとけよ、あれならいくらでも待っててくれるから」
菜々花「(ムッ!)よくわかんないけど、マサキにできるなら私にだってできるもん! 帰ってさっそくやるからね。じゃっ!(バタン! ブロロロロ…)」
マサキ(こんなことでまで張り合わなくても…。案外負けず嫌いなんだよなぁー…)

****** 翌日 ******

菜々花「…お…おはよ~…(グッタリ)」
マサキ「どーしたその顔色っ(焦)!? 体調でも悪いのかよ?」
菜々花「いっちゃんごめん、やっぱりこのゲーム返す……」
いっちゃん「早ぇな。で、どこでギブアップしたわけ? 不思議の国のアリスくらいまでは行った?」
菜々花「ううん。第1面の、浜辺のところ」
マサキ「だ、『第1面』…(焦)?」
菜々花「3D画像見てたら、30分で酔っちゃった…(泣)。うっ、思い出しただけで吐き気が…。トイレトイレ…うえっぷ…」
いっちゃん「ちなみに、菜々っちがガキの頃最後にやったゲームって、元祖ファミコン版の『スーパーマリオ3』らしーよ♪」
マサキ「…なぁイッチー」
いっちゃん「んー?」
マサキ「お前、ぜってぇわざとやってるよな?」
いっちゃん(ニヤリ…)

〈END〉

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